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酒の井戸

アルコールの海に溺れながら考える世界のいろいろな出来事。または箱庭的な自分のこと。

酒は体を冷やす アル中ハイマー飲酒指南2

 

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 風花って言葉が御座いますが。これはこう春先の暖かな日に、空っ風に吹かれて、山の雪が。里のほうまで降りてくる。そしてはらはらと舞うわけです。それが如何にも風に舞う花びらのようだと、そう形容いたしましてそのような名前になったのだと。

 大抵、静岡ですとか群馬なんぞで見られるって・・・こう偉そうにしゃあしゃあと語りますが、何のことはない。ウィキペデイアで仕入れた知識で御座いまして・・・

 

 と。

 

 では、 これの続きで御座います。

 

 

ytugatakewo.hatenadiary.com

 

 さて、本日から弥生、三月で御座いますな。いよいよ春となりましょう。雛の節句。つくしが芽吹き水が温むてぇ、方々で梅が咲いただのと、聞きますが。

 昨日・・昨日は昼過ぎに表へ出まして見上げると、若干の雲は御座いましたがわりあい晴れておりまして、それで雪が舞っている。あたしの住居は静岡でも群馬でも御座いませんで、それほど風も乾いちゃ無いんですが・・ああ、これがその件、先に言う風花か。と、まあなんともキラキラと、日を弾いて綿帽子のように遊んでおります。ああ良いもんだなとしばらく眺め満足して、家に入り茶を飲んで、そいでから、今日は夜勤でありましたのでまあ少し眠ろうかと灯を落とした。

 おっつけ夕方なりまして鐘を聞いた。起きて窓を見ますと、驚き桃の木山椒の木。あーた、しっかり積もってるでやんの。風花だなんて隅にゃあ置けねえ。ホンマもんの積雪で、まあ言っても数ミリ程度のものでしたが、やあ、いよいよ春だと思っていた矢先の・・ですからねぇ。

 

 先に書いたように、今時分も何処そこで梅が咲いた。いや今日は随分暖かだ。もう春だねなんて、そんな一報を見聞きしまするに、ほぞを噛むてえやつで御座いましょうか、まあ少しばかりいじらしい嫉妬の念など覚えるのでありますが。

 

 こういう段に積雪となると・・

 

 さあさて。

 

 てえ、わけで、まあ春を手前にお控えなすって、心も体もウキウキ通りと弾む皆々様に対して、ここいらで。あたしは天邪鬼で御座いますから、どうぞとばかりに差し上げます。

 チョイとばかり寒風のおすそ分け。

 

 「あんま、うかれてんなよ!頭冷やせよ!!」

 

 てえので御座いますが。

 

 

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 しかし、仕事を終え寒い寒いと、身を心から冷やしまして、凍えて帰る家の灯る火というのはなんとも良いもので、ホッとします。湯を浴びて、そいからさあ今日も晩酌だ。つらい現のあれそれも、心身ともにこれ清め。面白おかしくいこうじゃぁねえか・・なんて事になりますと、一等ありがたいのが燗酒、またはお湯割で御座います。これを手ずからに暖めまして、若干前かがみに口からお迎えに上がって、きゅっきゅっと猪口の口を噛むように、啜るよう。なんて絵はいかにも下品で御座いますが、酒飲みってのは元来下品なもので・・・そうやって喉から腹に落ちた落ちた酒ってのは、ポッと火のように灯りますな。

 

 腹の、丹田の辺りで御座います。

 

 小腸ですな。ここを

 

「ノックしてもしもーし」

 

 と酒を入れて刺激することによって・・この小腸という部位は、生命の根源ともいえる部位らしく、例えば原始生物なんぞはこの消化機関のみの物が多いと。消化といっても、胃やら十二指腸すい臓胆のう肝臓腎臓なんぞ、あれこれ複雑なものは存在せんくて・・それらは言わばパソコンで言う周辺機器、色々あれこれ便利で良いと、後付で足したもので御座いまして、小腸をまず肝心といたすわけなので御座いますが・・

 

 まあその腹の肝の辺りを刺激し、ポッと火が灯るとなると(色々はしょりますが)血流を動かし、循環します。故に体が温かくなってまいりまして、

 

 「あー良い心持だ」

 

 と、相成るわけなんで御座いますが。

 

 故に皆々様酒を飲むと体が暖かくなると思うは道理。しっかしながら、アルコールを摂取すると言う行為を総体と見ますと、これは間違いでして、アルコールという薬物は体を冷やす飲み物なので御座います。

 

 なぜならば、アルコールは総体と見るならば、血流の流れを・・阻害するものなのですね。もっと厳密に言うと・・てぇなると、ちょいと面倒くさくなるので割愛しますが、血液の循環が悪くなると当然体は冷える、という凄い端的な結論にぶち当たり、あたしはアル中ハイマーとして、この難題にひたすら取り組んだわけなんです。

 

 わが身を実験台として。

 

「酒を飲んで冷えるんなら、暖かくすれば良いじゃん。」

 

というわけで、第二の心臓といわれます足と、そして肝心要の丹田辺りにカイロを張って、せっせと体を無理やり温めてみたんですが、こりゃあ良くないですな。

 

悪酔いしました。

 

じゃあ、次と、

 

酒を一杯呑むに対して白湯・・お湯を同量二杯飲んでみた。

 

 これは、なかなか良いんじゃないですかな。ただ、これは湯をひたすら飲んで、お腹がガバガバになるが故に相対的にアルコールの摂取量が減ったゆえの効果だったと考えられますので、抜本的な解決にはならず。

 

ではでは

 

 一日三十分程度の適度なランニングをしてみた。

 

 これは結構良いですよね。当然、血流は良くなります。いえそれ以上に適度な運動をすることによって、カラダ本体をまず健全な方向に持ってゆくことによって、そもそもアルコールに対する耐性てぇと、いささか語弊があるな、アルコールのみならずと言うか、体外から入ってくる毒物に対する耐性を上げちまおうってぇ・・・

 

 いやはや。

 

 しかしこれはね、根本的なところで見落としがあるんですよね。そもそもあたし等アル中ハイマーてぇ生き物は、まず惰性を十二単のように厚着して、身に纏っている生き物ですから、基本寝てたい。それで起きて酒を飲みたい。運動キライ。と、そう相場が決まっておりますから。いえ、それでも、あたしは二ヶ月間ほど、がんばりましたよ。頑張ったが、だんだん飽きて、結局はやめてしまいました。今日を生きる自分には二ヶ月続けるってのは、結構な長さだが、俯瞰で眺める人生の数十年の長さにおいて、二ヶ月というのはいささか短すぎる。中長期的に見ると全く効果がありませんな。

 

 3

 

 あたしは、この人生のどっかの時点でポックリ死ぬのなら別にそれでかまわないが、どこだあそこだとアレコレ器官がやられましたって、真綿で喉を絞めるように・・・アンタはんは、今日からこれとこれとこれを我慢してしみじみと惨めに生きてくださいなんてのが、一番いやだわ。

 

 そいで、酒を飲んで楽しく暮らしたい、楽しいんなら、そりゃあ長く味わっていたいとアレコレと研究を始めます。薬膳だ漢方だと、お偉い先生の出された分厚い御本を読んだり枕にしたり、気功だヨガだと門を叩いて質問いたします。

 

 「先生、酒を好きなだけ飲んで健康的でいられる方法を教えてください」

 

 先生方、皆々様眉をしかめておしゃられます。

 

「ほどほどにしておきなさい」

 

って、そりゃそうだと。

 

では本日はこの辺で・・・。