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やあやあやあ、もひとつオマケにやあってなもんで御座いますが、まあ、また毎度の無沙汰で更新が滞っておりますな。まったく。
えー、前回更新したのが七月九日ですか。実に月日がたつってのは、あっという間で・・恐ろしいことでございます。
そいで、えー、ブログの更新もせず何をしていたかと申しますと、教習所に通っておりました。
あたしは今年で齢三十六になるんですけど、運転免許というものを持っていなかったんですな。・・というか、厳密にいうと、今も持っていないけれど。そいで、あたしの住んでいる場所ってのが、日の入りとともに村人衆が皆寝静まるというような超ド田舎であって、電車もバスもありませんからひじょーに不便で難儀していたと。最寄りのスーパーまで行くにも、歩いてっちゃぁ片道四十分はかかりますから、酒を買うにも大騒動でございまして。
いえ、じゃあ、なんでもっと早く取得しておかなかったのか?という話になるのはもっともで御座いますがな、あたしゃーねぇ、高校を卒業してすぐ、この古里を捨てて上京しちまったんで。そいで東京生活ってのは実にインフラも、交通の便も充実しておりますし、まあ、無いなら無いでまったく不便を感じず、十年と幾ばかの年を向こうで遊び暮らしていたんで。そいで、こう体を壊しましてな、こっちに帰ってきて数年寝込みましてってやってるうちに、年ばっかりくっちまったって、そんな算段でございまして・・へっへっへ。
いやあ、まったく。難儀難儀。
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さあさて、そいでな。実際のところあたしが教習所に通いだしたのは去年の暮の事。お若い学生さん方が、こう集中的にちゃっちゃと課題をこなして一か月かそこいらで終わらせているのを横目に、こっちは仕事の間に間に休みを利用してって塩梅で、さらに途中引っ越しだ職場の転属だってやって、数か月のインターバルをはさんだりして、まあ実に半年以上の月日を跨いで、よーやっと終わりましたよ。あーもう、ホント、声にならないため息が出るってもんですよ。
学生さん方は、だいたい一か月だとかで集中的に通うもんで、纏まった予定を向こうに報告して、そいでだいたい卒業までの算段を先に決めちまう。
ところが、あたし場合、仕事の都合上まとまった予定ってのが立てられない。仕事の休みは漠然と決まっているが、急に出勤してくれだの、残業してだのと色々ありますから・・故に、次のめどが立ったら予約を入れるって、向こうに断りを入れて始めたんですが、そうするとな。・・まあ向こうさんを営業ですから、こうこっちのどんくさいペースに付き合ってもられないのでしょう。当然学生のシフトを優先して埋めちまいますわな。
「次は、○○日に来れます」
「あー、ごめんなさい。その日は予約が埋まってて・・」
なんてやり取りを幾度とした。
まあ、時間があったときはそれでも良かったんですよ。
「じゃあ、次の休みがわかったら連絡します」
とか言って・・・ちょっとやばいな・・とか思いながら、それで帰った・・なんてのが多々と。
しっかし、教習所ってのは何故だかわからんが、習得期限ってのが決まっていて、あたしゃこの七月末が期限内ぎりぎりだったんですよね。
もーギリギリだった。
ずっと、休日のみで通ってたのを、「仕事終わりでも構わんから受講できる日は片っ端から入れてください!!」とか言ってたもん。おかげで、朝七時に出て仕事を終えて片道一時間原付バイク(原付の免許は前に、さすがに酒を買いに行くのに難儀すぎるだろと思って取得した)を駈けってヘロヘロ坊ちゃんで講習を受けて、十時過ぎに帰ってまた早朝出勤・・とか思ってたら明日早く来てくれって要請があって午前四時出勤とか、なんかそんな感じでしたもん。
もうあたしゃねえ・・なんか久々でしたね。こんな感じは。
ノリとテンションだけで全てを乗り越えられるのは、学生の頃だけだと思っていたけど・・こんな齢四十に片足突っ込んだオッサンが不休不眠の環境下に置かれて「おらワクワクすっぞ!!」みたいなドラゴンボールよろしく変な脳内麻薬出してへらへらやってて、おかげさまで教習所の卒業検定はまさかの一発合格でしたからね。
ちなみに、その前の見極め講習の時、歩行者を見逃したり対向車を見逃したりして教官にブレーキ踏まれたりしまくって「たぶん無理でしょう」と言われていた。(自分でも実際無理だと思っていた)。さらにこれが教習期間中に受けられる最後の試験で、これに落ちたらまた教習所に再入校しなおさなければならない最後のがけっぷち試験だった。
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もっとも、これで免許を取ったわけではなくって、教習所を卒業できたってだけで、この後免許センターへ行って学科試験を受けなければならないわけで・・
打ち切られた切られた少年ジャンプ的な締めくくり方をするなら…捨て台詞で終わるなら…
「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!!」
的な・・・
次のブログの更新もまた時間が空きます(たぶん)