コトバ 風物 ジッタイ

ゲンショウの海に溺れながら考える世界のいろいろな出来事。または箱庭的な自分のこと。

凍り付いた世界が溶けきって(冬に撮った写真いくつか)

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夕暮れの大門ダム

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朽ちた車と冬の夜景




 

 3月になって慌ただしく過ごしていたらあっという間に冬は過ぎ去っていたらしい。僕は鈍感なので未だに冬に頃の習慣に引きずられて春の装いに切り替えることが出来ない。で厚ぼったいコートを着て出かけているけど、出先では必ず後悔する。 だって聞けば気温は20°cを超えていると言うじゃないか。なるほど周りを見ると皆が見違えるほど身軽な格好で通り過ぎていく。自分だけがいつまでも冷たい冬の鋭さに怯えてこうやって厚着をして汗をかいているのだ。ばかばかしい気分で厚手のコートを脱いで肩にぶら下げてまるで寒暖差の激しいこの季節柄のこと、夜の寒さに備えているのだとでも言った顔でふてぶてしく歩いてみるけれど心の内はおぼつかない。 心配性がたたったような 後ろめたさにいつもいつも悩まされて、季節の変わり目は道の隅っこをこっそり歩くように時間が過ぎていく。 

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冬の終わりの朝ぼらけ

 そういえば冬に撮った写真は失敗だらけだった。せっかくの満天の星空の中三脚を立てて撮影に臨めばノイズばかりの写真を量産してしまうといった始末で・・・。そもそもカメラの使い方をよく理解していないのが原因だろう。時間は刻一刻と過ぎていく。同じ景色同じ世界はもう二度とないのかもしれないけれど、それを言ったらこの失敗もまた二度とない経験に違いない。

 

より練習をして来年の冬に臨みたいと思う。