酒の井戸

アルコールの海に溺れながら考える世界のいろいろな出来事。または箱庭的な自分のこと。

酒と自分との難しい関係・・・アル中ハイマー飲酒指南③

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 さて、三月ももう半ば。気がつけば十五日ですから、早いもので。もう間も無くすると四月となります。いよいよ春本番、桜が咲き「いつまで家でしみったれてても、しょうがないじゃないか。どうだい花見で一杯・・・」なんて、また外で呑む酒も普段と違い一等美味しく、嬉しいモノで御座いますが。

 

 今朝、起きまして窓から外を眺めると、雪が。春の雪てえと、「淡雪」「風花」と、どれもあて儚く瞬く間に立ち消えるて塩梅で、これを「雪の果て」「なごり雪」などと、また申しますが。

 今日の雪は、とてもそんな見込みではなく・・あれよあれよと降り積もる真冬のそれ。気がつけば大雪注意報なんてのが発令された次第で。

 

 しゃーあんめいと、土鍋に水を張り燗酒の支度を。

 

 いやしかし、天候や政治情勢から、仕事ですとか恋だとか、人として生きていれば思い通りにならない事のほうが、多いので御座いますが、しかし毎日。これ、酒を楽しく美味しく飲めるってのは、そりゃ健康の証ですから、実に幸せなことなのであります。

 

 じゃあ、と。

 

 当然考えるわけなのですが。この、

 

「じゃあ、日々酒を飲み暮らし、面白おかしく暮らすにはどうしたら良いのか・?」

 

という問題は、おおよそ、有史始まって以来・・いえ、これは決して大げさな話しではなく、古代文明の文などを紐解いても、酒という記述は必ずと言って良いほど、どこにも有るわけでして・・・この酒との付き合いかたってのは、有史以来人類が研究してきた果て無き研究テーマなので御座います。

 

 

 3

 

 まず、毎日酒を飲み暮らすという行為は、非常にスリリングでバイオレンスな作業だという事を、認識する必要が有るのではあーりませんか。たまさか綱渡りですな。面白おかしくフラフラやっているようで、絶妙かつ細心のバランス感覚を要した注意力とセンスが必要になってくるという事を、ご理解いただきたいと思います。

 

 重要なのは

 

「酒を飲み続けていると主と従の逆転が必ず起きる」

 

と、それを理解する必要があるのです。

 

つまり、どういった事かというと

 

私(主)が酒(従)を呑みたいと思ったから、呑んだ

 

と、いう関係性から

 

酒(主)が呑まれたいと望んだから、私(従)は呑むしか無かった

 

という関係性に、たやすく変転しうるということを、肝に銘じなければアカン・・ちゅーこってすな。

 

もっと、具体的に言うと、アルコールを摂取し続けることによって得られる、アハハだのオモロだのといった快楽を高性能コンピュータであるところの脳が学習してしまうが故に、この「アハハ、オモロ」を感覚を再現したいと欲し、ゆえに酒を呑み、浴び暮らす様になるんですが、しっかしね、酒を飲み(ここで呑みから飲みへ変換を変えたのには、深い理由がありますが・・まま)脳が望む、あのオモロな感覚を再び望んでも、飲めば飲むほど、全く遠ざかるのですな。

 

 酒ってのは毒物ですから、飲み過ぎればやがて体を蝕み、全然、オモロくないわけなんですが・・・しっかし、脳ってのは何故か一律に同じ信号を発し続ける

 

 

「ガガ・・ピー・・サケ・・ガガが・・・ノムト・・・ピー・・・ガガガ・・タノシイ・・・ガガガガ・・ヨ。」

 

古い、sf映画のロボットが発し続ける信号のように。

 

 全く狂気ですな。

 

 

さて、では酒飲みはなんなのか・・?アルコールの悪魔に取り付かれた奴隷なのか?

 

といったところで、次回へ。