山梨県北杜市白州町にある霊長山清泰寺は平安末に甲斐源氏の祖新羅三郎義光の子逸見冠者刑部三郎義清が開基となって天台の寺院として創立したことを始まりとしているらしい。それから二百年ほどは栄えたが応永年間(室町中期)に火災に遭い寺門ことごとく灰塵と化し、しばらく廃れてしまったのだとか。
それを文明六年(室町末)に雲鷹玄俊和尚が曹洞宗の寺院として再興されたのである。
はあ、雲鷹玄俊和尚ね。存じ上げませんでした。・・てか逸見冠者刑部三郎義清ってすごい名前だな。
そうやって現在にまで法灯をこの地に伝えている古刹で、この時期彼岸花が見頃を迎える。
今夏は例年に尚暑く、9月彼岸を迎えても足長な残暑に辟易していたわけだが、それでも空を見上げれば雲はうろこ。虫の音にすすきは揺れて。風はすこしの涼を伝えてくれるようになった。
ちなみに、このお寺は春は桜が見事で楽しませてくれる。いつだったかその事を書いた記事があったので、リンクを貼り付けておく。
また、北杜市には甲斐源氏に纏わる史跡も多く、以前谷戸城にかんしてもブログにした。
清泰寺さんのホームページは下に。
上にさんざんInstagramの投稿を貼り付けているので一目瞭然だが、Instagramもやっています。最近はけっこう毎日更新していますので、ご利用されている方はよかったらご覧ください。
そしてこのブログも細々とまた再開しようと弱く心に誓ったのであった。