コトバ 風物 ジッタイ

ゲンショウの海に溺れながら考える世界のいろいろな出来事。または箱庭的な自分のこと。

酒について

アル中ふぜいがなんかながながとえらそーにいっとるわ

1 ああ、気がつけば五月も早下旬で、いよいよと初夏と。空の匂いも随分瑞々しく、空気 がまったくよろしゅうござんすな。今時分が一番調度良い・・過ごしやすい季節ではないでしょうか? これがまたしばらく時を重ねてって、七月八月てなりますってーと空気…

酒は体を冷やす アル中ハイマー飲酒指南2

1 風花って言葉が御座いますが。これはこう春先の暖かな日に、空っ風に吹かれて、山の雪が。里のほうまで降りてくる。そしてはらはらと舞うわけです。それが如何にも風に舞う花びらのようだと、そう形容いたしましてそのような名前になったのだと。 大抵、…

アル中ハイマー飲酒指南 その一 事始め

1 アル中ハイマー飲酒指南なんて、まあ戯けた題を据えて書き出そうってなモンですが・・しかしね。まあお聞きなさい。酒飲みにも色々いるが、アル中ハイマーなんて人種は酒飲みの中では下等な種なので御座います。 あたしのお爺さんて人は、仕事が終わると…

己の恥を朗々と語る

ある日のことを実録形式で申し上げるしだいで御座います。 ああ寒が染み入る。体の芯まで寒が染み入るから今日は燗酒にしようと、急いだ帰り道。夕間暮れの空が山の向こうまでずっと。果てなく伸びておりました。 そんな空の下、せかせか歩いていると次第に…

小銭貯金で意外なほど銭をためこました僕の、動機・方法・結果など2

冬空の、沈む日を見ても覚めやらぬこの夕丘に。ただ一途この想いの猛りばかりは一向に沈む様子も無く、ただただ想い空しく募るばかりで御座います。 この、中空に空しく浮いた心のあてを、何処へ求めようと、日々ただ苛立ちまぎれに街を徘徊し、店と見ればそ…

面白い落語百選① ーねぎまの殿様5

さてさて、続き続きっ、と。 ytugatakewo.hatenadiary.com これの続きです。 ブログ更新の内容が飛び飛びになったり、前回は話しにまったく進展がなかったので、若干おさらいします。 殿様が入った煮売り屋にて、隣の男が食べていた料理が、じつに旨そうな匂…

面白い落語百選① ー『ねぎまの殿様』3

えー、「ねぎまの殿様」と言う江戸落語の紹介をしておりまして。 今回で第三回目となります。前回はこちら。 ytugatakewo.hatenadiary.com 雪見に馬駆けと洒落込んだ殿様が、上野は池之端仲町にある煮売り酒屋の店先に漂う香りに誘われ。ふと、空腹を思い出…

面白い落語百選① ー 『ねぎまの殿様』2

-rakugo えーと、落語の話しって事で、前に少し書きまして。 ytugatakewo.hatenadiary.com 『少年少女落語全集』という本が面白かったというところから始まって、『ねぎまの殿様』という噺が一等面白かったと書いて、まあそのあらすじをといった所で、なんせ…

重曹で豆腐をゆでると、魔法になる。お気に召すまま。

雪・・・。昨日の夕方から休みだってんで日本酒を三合ばかり舐めて、それで寝て。今朝方、やけに肌寒いってカーテンを開けると、露で曇って外が見えんでやんの。知ってるよ、どーせ雪でもしゃあしゃあと降ってやがんだろと、湯を沸かしてココアを飲んで。本…

『ねぎまの殿様』 面白い落語百選 その①

*1 小学校の時分、図書室の奥に埃かむった『少年少女落語全集』なるシリーズを、発見したときの興奮といったら。それはそれは。いや実際、一も二もなく借りて帰って、夢中になって読んだのを覚えとります。 そしてそれから程なく、その年のお年玉を全てはた…

きりんについて彼是

信州は、酒が旨い。真澄は旨い。キリンは不可思議な生物である。だから・・麒麟児!!