しかし、世に上る話題ほど馬鹿馬鹿しいモノも御座いませんな、どこぞのハーフタレントが・・とか、元野球選手がなんぞ。そんな話を聞くたんびに、それに乗っかり騒ぐ人々を含めての・・全体のさもしさを目の当たりにするようで・・しかしなんで御座いますか…
週末、昨日一昨日と二日仕事を休んで、そいでまた今日から五日間と。六時前には支度を整えて、表へ出るのですけど、今朝ふと、いくばかか空の色がいつもより浅い事に気がついた。日の出が早くなっているので。群青色に染まった世界は、それでもまだ薄ら暗く…
また雨が降っておりますな。雨音に誘われて窓をのぞけば、見えるのは向かいのオヤジのはげ頭ばかり也とな。この寒雨に似合わぬ、見事なお天道様でございまして・・・しっかしナニやってんだろうな。さっきから窓際でずーっと後ろを向いて何かやってるんだが…
毎度おなじみの、長いまくら いや、しかしナンですな。先達ては「だんとうだだんとうだ」などと書きましたが、ここ数日と、また寒い日が続きます。来るあての無い春を夢想うより、今この時、この世の冬をば楽しもうぜって、レッツポジティブなんだか、サンキ…
ある日のことを実録形式で申し上げるしだいで御座います。 ああ寒が染み入る。体の芯まで寒が染み入るから今日は燗酒にしようと、急いだ帰り道。夕間暮れの空が山の向こうまでずっと。果てなく伸びておりました。 そんな空の下、せかせか歩いていると次第に…
デブのしろ野良が僕をほぞ笑う。こいつは、事によると誰かに飼われているのだろうか。妙に人慣れした奴で、慣れると言っても懐くほうなら可愛いが、どうも人を下等に見ている向きがある。寄ろうもんなら、そくざ十分に距離を測って、こっちが後半歩という所…
目を覚ますと、雨音が聞こえた。この地方で冬に雨音を聞くのは、例年ならばなかなか珍しいが、今年はそうでもない。これで三度目の雨。だんとうだんとう・・・だと、盛んに言うが。カーテンを開けて外を見ると、アスファルトがじっとりと濡れて、さらに落ち…
冬空の、沈む日を見ても覚めやらぬこの夕丘に。ただ一途この想いの猛りばかりは一向に沈む様子も無く、ただただ想い空しく募るばかりで御座います。 この、中空に空しく浮いた心のあてを、何処へ求めようと、日々ただ苛立ちまぎれに街を徘徊し、店と見ればそ…
さてさて、続き続きっ、と。 ytugatakewo.hatenadiary.com これの続きです。 ブログ更新の内容が飛び飛びになったり、前回は話しにまったく進展がなかったので、若干おさらいします。 殿様が入った煮売り屋にて、隣の男が食べていた料理が、じつに旨そうな匂…
どうも、ドエムですって、違うって。 え、なに?郵便局に居たドエスのねーちゃんに、心儚く想いを寄せるうちに、図らずもあれやこれやと開発されちまったって話しじゃねーの?って ちげーって 今回はあっち ytugatakewo.hatenadiary.com じゃなくって、こっ…
寒風が吹きすさんでおりますな。びゅーびゅーびゅー。宮沢賢治風に申せばどうどうどうですか。いや皆々様、どうぞご自愛のほどを為さってくださいね。アタシの実家は、まあ三十キロほど離れているんですけど、伝え聞くに親兄弟(義兄も含む)甥供みなインフ…
トピック「私を構成する9枚」について 「私を構成する九枚」ってな、いやコウセイって。随分タイギョウな言い回しじゃぁないか・・と思いながら、しかし「巷の流行廃りには敏感になっていこうぜ!」という今年のテーマにのっとり、ブログ記事を書くことにし…
えー、「ねぎまの殿様」と言う江戸落語の紹介をしておりまして。 今回で第三回目となります。前回はこちら。 ytugatakewo.hatenadiary.com 雪見に馬駆けと洒落込んだ殿様が、上野は池之端仲町にある煮売り酒屋の店先に漂う香りに誘われ。ふと、空腹を思い出…
1 今は昔、1980年代後半から1990年代前半にかけて、英国にてひっそりと咲いた婀娜花があった。彼らは皆地味目でいかにも暗く、下を向いてもくもくと演奏していたので、最初に誰が名づけたか、やがて人々は皆彼らの事を「シューゲイザー」とよんだ。…
-rakugo えーと、落語の話しって事で、前に少し書きまして。 ytugatakewo.hatenadiary.com 『少年少女落語全集』という本が面白かったというところから始まって、『ねぎまの殿様』という噺が一等面白かったと書いて、まあそのあらすじをといった所で、なんせ…
雪・・・。昨日の夕方から休みだってんで日本酒を三合ばかり舐めて、それで寝て。今朝方、やけに肌寒いってカーテンを開けると、露で曇って外が見えんでやんの。知ってるよ、どーせ雪でもしゃあしゃあと降ってやがんだろと、湯を沸かしてココアを飲んで。本…
*1 小学校の時分、図書室の奥に埃かむった『少年少女落語全集』なるシリーズを、発見したときの興奮といったら。それはそれは。いや実際、一も二もなく借りて帰って、夢中になって読んだのを覚えとります。 そしてそれから程なく、その年のお年玉を全てはた…
夕方、スーパーで酒と酒菜を買って空を見上げたときは、未だ晴れていて向こうの山には確かに白いものが目立ったけれど、果たして予報どおり雪になるだろうかと、思いながら歩いた。風もない。一月にしては、温かだと思う。橋を渡り、角を曲がる。子供がボー…
信州は、酒が旨い。真澄は旨い。キリンは不可思議な生物である。だから・・麒麟児!!
しっかし今日日、ただ窓が広いっちゅ-のもちょいと考え物だね。 と言うのは今の住居が一階だからであり、部屋に越してきた当初は、 「こりゃーぁ良いじゃないか。お天道さんの日をいっぱいに浴びれらあ」 ・・等と能天気なことを考えていたのだが、カーテン…
「正月は、冥土の旅の一里塚・・・」って一休禅師を気取って嘯いたって。あのーあたし、生まれてからこっちろくな功徳も積んじゃないからって、・・だからさ。 ・・いや・・んで、さっきから昨日の残り、冷燗を猪口に垂らしてなめちゃいるが、中身が伴わねえ…